昨年度は農薬価格が8%値上がりしましたが・・・・・

農薬工業会(メーカー出荷売上高)全体での出荷高は100.2%でした。

つまり、売れ行き不振です。 これが影響したのかは分かりませんが、メーカーによって

は令和6年度は製造品目を整理して生産量を絞ってきているところもあります。

つまり、われわれ販売者が昨年よりも販売を増やしてもメーカーの製造量に限りが有って

当用期に品切れになるケースも出てくるということです。 これに対しては、我々も

臨機応変に代替剤を考えて販売していく予定ですが、農家の方によっては、お使い

になられる薬剤が品切れになると、その剤の効果に信頼があり、その剤に頼っていた

方は、お困りになるケースも出てくるかもしれません。 そういうことが起きない

よう、農薬のご準備は早めに調達戴きますよう、お願いします。

4月以降には2024年問題と言って、厚生労働省によるトラック運転手の労働規制

が強化されます。 第36条の改定によると、労働時間の規制は960時間まで。

1か月の残業時間は45時間までとなります。

これによる影響は、輸送運賃の上昇、運送会社の利益減少、トラック運転手の離職

などの影響がでてくると思われます。 農薬の価格変更は年1回、肥料は6月と11月

の年2回の価格変更が有りますが、農業資材は随時、価格変更が有ります。

従って、上記の影響は野菜、生鮮食料、肥料、農薬を含め、あらゆる我々が生活

してゆく必需品に至るまで影響するところが大きいですね。

しかも、30年弱続いたデフレ時代も終わり、これからはインフレ時代になっていきます

ので、お金を保持していると、どんどん目減りしていく時代になっていくと

思われますので、必要な品物は早め早めにご準備をされた方が良いと思われます。

そういう点で今月、この3月は農薬、その他資材、肥料(6月から若干値上がり予定。)

などの今年使用される物は、お早めにお買い求めいただいた方が良いと思います。

 それでは。
            農薬通販JP   鳥羽 和興

by   at 09:53  | Permalink

ナメクジの粒剤の防除剤は・・・・・

現在も売られている農薬は有るのですが、ランネート水和剤の製造が国内では、その

製造をするメーカーがなかなか難航しているようで、まだ製造予定の情報が入って

いません。   従って散布によるナメクジ防除をしていたかたからすると、困っておら

れる方も多いかもしれません。 先日、野菜栽培農家に上記のお話を伺ったところ、はく

さい、レタスの防除で使用している、ハチハチ乳剤は1000倍でなめくじに

登録が有るから、これをランネートの代わりに使用しているとのこと。 これは良いこと

を聞いたなと思いました。  その後、ハチハチ乳剤の農薬登録のある作物を調べました

が上記野菜の他、キャベツ、だいこん、かぶ、きゅうり、らっきょう、すいか、

ばれいしょ、やまのいも、ねぎ、ブロッコリー、ピーマンにんにく、にら・・・・

などにも登録のある農薬でありますので、なめくじ以外の上記野菜害虫を対象に    

ハチハチ乳剤で防除をしていれば、もしもその圃場に「なめくじ」がいれば、ついでにこ

れにも効果を発揮してくれると思います。 

これは良いヒントになるなと思った次第です。

             農薬通販jp  鳥羽 和興

◎これからは、米、欧諸国の農薬の農作物の受粉に役立つ、蜂類に影響のある

 農薬の規制、その他散布者に影響が出る恐れのある農薬などなどが農薬再評価の

 対象となり、これをクリアするための試験費用が莫大にかかることから、農薬

 メーカーが農薬の種類全体の3分の1程度を上記諸国にならって製造・販売を

 止めていく(これから3~5年後でしょうが。)時代になっていくようです。

 特に有機リン剤などはすでにかなり種類が減ってきていますね。

 こうした事態に、対処するメーカーは残った農薬の登録幅を拡大して対処する

 こともやっていくと思いますが、上記のような対処も必要な場面が出てくる

 かもしれませんね。


by   at 08:32  | Permalink

静岡県農作物病害虫防除所から3月の・・・・・・

発生予察情報が出ました。

茶       カンザワハダニ・・・・・・・多

トマト     灰色かび病・・・・・・・・・やや多
        葉かび病・すすかび病・・・・多
        黄化葉巻病・・・・・・・・・やや少
        タバココナジラミ・・・・・・多

たまねぎ    腐敗病・・・・・・・・・・・多
        灰色腐敗病・・・・・・・・・並

いちご     灰色かび病・・・・・・・・・並
        炭疽病・・・・・・・・・・・多
        アザミウマ類・・・・・・・・多
        ハダニ類・・・・・・・・・・多
        アブラムシ類・・・・・・・・やや多

                          以上

by   at 08:21  | Permalink

昨年10月から始まった・・・・

令和6年度は令和5年度と違って、農薬全般の値上がりも少ないことから、お客さまの

買い急ぎの動きが少なく推移しています。令和5年度は原油高、リン鉱石なっどの資源高

なども影響して令和4年度に比べて8%の値上がりでした。令和6年度は平均1%高

程度の値上がりとなっています。 ただ、油断が出来ないのは今年4月から始まる

運輸省による長距離運送トラックの運転手の加重労働を避け、事故防止になるように

1日当たりの移動距離の制限を設け、途中で宿泊なり、運転手の交代を義務付ける

という法改正が施行されるそうです。ただでさえ運転者の高齢化、若年労働者の

減少により運転者は不足していますが、ますます不足状態となり、運賃の値上がり

して製品価格にも反映されていくと思います。

◎ 話は変わりますが、日本のコメ生産農家が団塊世代の高齢化とともに現役引退

 状態となり、跡取り不足から、米生産をになう農家が減少して、

 今後日本は米不足になっていくそうです。 えらいことですね。

 これはお米だけの問題ではないのではないかと思います。 静岡県ではお茶が

 日本一の生産地となっていますが。40年近く前から茶価が低迷を続けており、

 高齢化も影響して茶生産を止める農家が続出しています。 ただ、茶生産を

 止めることができる農家は借金がない農家であり、まだ良い方だそうです。

 部落共同で製茶工場を運営している農家は借金が有るため、止めるに辞められない

 状態だそうです。 これは政治に問題があると思います。 政治家はなにを

 やっているのでしょうか? 政治家は自分たちの生活を豊かにするため、政治家

 としての収入が多いのに、さらに派閥をつくり、企業の人達を集めて多くのパーティ

 券を売りまくり(そのパーティには中國人をはじめ外国人まで集めているよう

 ですが)、これを政治資金に繰り入れ、(キックバックまであるようです。)

 この政治資金収入には税金がかからないという身勝手な法律まで造っている。

 そして親子3世代、世襲で政治家になっていいる・・・自分たちの金儲けのための政治

 家しか日本には居ないのでしょうか?

 米国、ドイツなどでは農家に対する補助金の額は日本より多額に出している

 そうです。 しかも貸金ではなく補助金です。 日本で若者が農業を始める

 には大変です。農地、家、作業小屋、農機具、肥料、農薬、ハウス資材、車、生活費、

 皆借金からスタートです。果樹農家になるとしたら何年この借金を続けなければ

 ならないのでしょうか? 無理です。 第2次大戦後日本はGHQによって大農家は

 農地解放され、小作人に農地が解放されました。 だから小規模農家からの

 スタートとなりました。ですから欧米以上に農家保護政策を続けなければ

 いけないのです。 でも日本の政治家、官僚は野菜などの価格が高騰すると

 すぐに外国からの農産物の輸入を増やし、国内産農作物の価格を引き下げることに

 熱心です。

 消費者ばかりを気づかい、国内農家が豊かになることに熱心な政治をしてほしい

 ですね。 この様な政治に熱心な国には農家の跡取りは育たないと思いますし、

 こういう姿勢で農家を守らず、お金を貸して借金漬けにして、農家を虐げるような

 政治をしてきたから、豊かな農業者が育たない。 農業者に貸金ばかり増えるような

 政策ばかり、永年にわたって強いてきたので農家が貧困なままで困っている状況

 であると私は思っています。 日本の農家はおとなしすぎるのではないかと

 思っています。  生活にいきずまって農業をやめたくてもやめられられない

 状況からは、借金を棒引きにしてあげたら良いと思っています。 そういう

 金融機関にはお役所の天下りの役人が在籍しているケースも多いと思っています。

 お金貸し過ぎで、生産過剰になったのは、農業金融政策の無責任が原因です。

            農薬通販JP  鳥羽 和興
    

 

by   at 11:57  | Permalink

2月の農作物病害虫発生予察の記載が・・・・

出ました。

トマト       灰色かび病・・・・・・並
          葉かび・すすかび病・・やや多
          黄化葉巻病・・・・・・並
          タバココナジラミ・・・多

たまねぎ      腐敗病・・・・・・・・多
          灰色腐敗病・・・・・・並
          ネギアザミウマ・・・・並

レタス       べと病・・・・・・・・やや少
          斑点細菌病・・・・・・やや少

いちご       灰色かび病・・・・・・やや少
          うどんこ病・・・・・・やや少
          炭疽病・・・・・・・・やや少
          アブラムシ類・・・・・やや多
          ハダニ類・・・・・・・多
          アザミウマ類・・・・・多
                          以上

         農薬通販JP   鳥羽 和興

by   at 16:46  | Permalink

お客様のご意見の中には・・・・・・

農薬通販JPのサイトだけではなく、楽天、ヤフー、アマゾンでも購入できるように

出店をしてほしいとのご要望も頂きました。  弊社でもそのルートを利用すれば

かなりの多くの方々が利用されているため、宣伝効果が有り、販売増加につながって

いくことは出来ると思います。 でも、まだ掲載まで至っていないのが現状です。

自社で製造し、他社が取り扱っていない独自品であれば、自由に販売価格が決められ

ますが、農薬はその剤に記載されている病害虫の一つにつき、農林水産省の

農薬審議会から、数年以上にわたって、6か所以上のっ国内の農業試験場での他剤との

比較試験データにより、明らかに有効と認められるデーターが必要必要であり、

その他、その剤の安全性(人間への安全性、環境への安全性、天敵への安全性、散布者へ

の安全性、作物への安全性、その他。)に関するデータ、国際的な特許の取得も必要です

し、これらを全部パスするために、1剤当たり、100億円を超える費用がかかります。

これは、一つの国で販売するだけではとても元は取れません。 ましてや我々地方の

問屋では、独自商品の開発はできません。         従って一つの剤を

独自のネーミングで商品名をつけることは農薬取締法違反となるためできません。   

インターネット上でショップを出している方は多いですので、こうしたネットショップサ

イトを利用すると利益が残らなくなりますので、会社経営としては人件費、倉庫などの経

費が掛かっておりますので大変厳しい状態となります。 こうした事情でなかなか

大手のショップサイトを利用させていただくのは難しい状況です。

宜しくお願い申し上げます。

          農薬通販JP   鳥羽 和興

by   at 11:44  | Permalink

農薬業界の価格条件の決め方は・・・・・

かなり特殊です。 農薬価格変更は1年に1度、メーカーと全農との交渉によって

1か月以上かけて決まります。 そして原則的には12月1日からスタートします。

農薬年度は10月1日から9月30日までで1年ですから、10から11月末までは空白期間

です。  そして12月末頃までに、全農から全国の農協へ新年度価格が連絡され、

各農協ごとに農家向けの小売価格が発表されていきます。 我々農薬問屋へは、

12月からメーカーからの新年度価格が連絡は有りますが、販売条件は12月から

翌年の1月末頃までかけて、各メーカーから連絡が入ります。 この間、2か月

掛かります。 メーカーによっては全農と取引きが無いメーカーもあります。

この場合は新年度価格の発表が1月末頃になるメーカーもあります。

従って、農薬問屋は全部の価格設定を待って新年度の価格表を作製するのは

2月後半になります。 そうすると10月から新年度の商売がスタートするのが、

5か月近くかかるという、他の業界には無いくらい遅いんです。困りますね。

10月に入ってからメーカーと価格交渉をされている全農さんは有利でうらやましい

です。

次は、農薬通販JPのホームページに以前記載していた、弊社の在庫状況ですが

現在は掲載しておりません。 これは、いろいろな事情が有りまして、一つは

業界でメーカーなどが品切れ、品薄になっている商品の在庫が表示されていると

比較的大手の同業問屋、大手の小売店などに早くお買い上げ戴いて、すぐに品切れ

となってしまいます。 これは通販サイトとしては困ります。 より多くの農家の

方々に、幅広くお買い上げ頂きたいと思っているからです。 毎年のように

メーカーサイドの工場の不都合、製造量が少なすぎたり、病害虫の発生が異常に

多かったり、メーカーの在庫が少なすぎたりとかの問題が発生しています。

この様な事情がいろいろと出てくるため、ほんとは在庫を常に表示しておきたい

のですが、上記のような事情が生ずるため、仕方なく掲載をしておりません。

でも、お電話で、お問い合わせ頂ければ、すぐに在庫の有無につきましては

ご連絡させていただきます。 また、農薬通販JPでのお取り扱い商品につきまして

は、毎日、在庫状況をチェックして、その補充には努めておりますので、ご心配

なく、ご発注をお願い申し上げます。

           農薬通販JP   鳥羽 和興


by   at 11:16  | Permalink